LPガス 2016.12.25
LPガスの基礎知識
「LPG」「プロパンガス」と呼ばれてるLPガス。
正式には液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)という名称です。
使用される時は気体ですが、普段は液体の状態でLPガス容器(ボンベ)に入れてみなさんのご家庭に運ばれています。
LPガスは空気の約1.5倍の重さがあります。
ガス漏れすると空気より重いので、床面などの低いところや物かげにたまる性質があります。
液体になると体積は気体の時の250分の1まで小さくなるため、容器に入れて大量のエネルギーを簡単に運ぶことができます。
LPガス本来は無色無臭ですが、漏れた時にすぐ分かるよう、わざとタマネギが腐ったような臭いがつけてあります。
LPガスが燃焼するためには、多くの空気(酸素)が必要です。室内でガスを使用するときは、換気をして充分な空気が入るようにしてください。
LPガスは化石エネルギーの中でも、天然ガスと共に二酸化炭素の排出量が少なく温暖化防止にも貢献しています。
また、環境に悪影響を与える硫黄酸化物、窒素酸化物、浮遊性粒子状物質をほとんど排出しません。
同じ量でも都市ガスの約2倍という発熱量を持っています。
LPガスは、電線や地下導管などのインフラを必要としないエネルギーです。
避難所での炊事や入浴などの主要エネルギーとしても活用されたりと、災害に強いエネルギーとして見直されています。